事務所だより
2024年06月12日
#個人間融資・後払い現金化業者にご注意ください!
一般的にヤミ金融というと、違法な高金利でお金の貸し付けを行う違法業者のイメージかと思います。しかし最近は法をかいくぐり、あの手この手で違法な金利をとろうとヤミ金融とはわかりづらい
新たなヤミ金融が続々生まれています。
この記事では二つのタイプの新手のヤミ金融の手口を紹介します。
こういったものには絶対に手をださないように気を付けてください。
①「#個人間融資」
不特定多数が閲覧可能なSNS(X旧ツイッター等)で「お金貸します」「融資します」などと書き込んで、契約の締結をし。個人的にという名目で年100%を超えるような割合による利息で貸し付けを行っています。個人のふりをしたヤミ金業者も多いようです。
店舗がなくても、業務でなく個人的にといっても、なんども継続して金銭の貸し付けを行うことは貸金業にあたり、貸金業法違反の無登録営業にあたります。
また、業務として行うものでなくても年100%を超える利息の契約は出資法違反になります。
「個人間融資」とSNSで検索すると、「融資しますよ」といった個人アカウントが非常に多く出てきます(なんらかの規制はできないものでしょうか・・・)。その多くが、「ブラックでもOKです」の文言や絵文字を多用する等、一見やさしそうな印象を受けます。しかし実態は異常な高金利での貸し付けですので
絶対に利用してはいけません。
②「後払い現金化」業者
後払い現金化業者はちょっと複雑なのですが簡単な流れは下記のとおりです。
1 現金化業者から後払いで商品を購入する。(売買代金5万円とします)
2 購入した商品をすぐに現金化業者の提携先に転売し3万円を受け取る
3 支払い日が来たら、売買代金の5万円を支払う。
一見すると3者間の売買契約の形をとっていますが、
実際は3万円を借りて、5万円返す。利息が2万円もとられたことになります!
※商品の転売はせず、代わりに商品のレビューを投稿して報酬を受け取るレビュー型の後払い現金化も存在します。
まとめ
・新手のヤミ金融はすぐに現金が手に入る反面、その後に高額な支払いが待っています。ネット上の個人間融資や現金化業者には頼らないようにしましょう。
後々大きなトラブルになる危険性があります。
こういった借入を利用する方は、他にも多くの借金を抱えている方が多い印象です。
収支を見直しても月々の支払が厳しい、中々元金を減らすことができない、来月の支払いができない。そんなお悩みをかかえている方は、新たに借入をすることよりも
債務整理、借金整理を検討してみてください。
司法書士たてやま法務事務所では借金問題に関する無料相談を行っています。お一人お一人に合った最適な手続きを提案させていただいております。「債務整理ってどんな手続なの?」こんなお問合せでも大歓迎です。お気軽にお問い合わせください。
司法書士 立山 慶之